むかし懐かしい木の床材を、補修工事いたしました。
子どもの頃の学校の思い出が、甦ってきました。
床の補修工事なのですが、施工してくださる業者がいないのですが、何とかなりませんか、と
ご連絡をいただきまして、下見をしましたところ、懐かしい思い出のある学校の床材でした。
施工依頼の内容としましては、雨漏りにより床材が浮いてしまいボロボロに。また
エレベーター入り口のところも浮いてしまい、車椅子の動きもわるく、つまづき転倒しそうで、
早めに直したいとのご要望でした。エレベーター入り口と床の高さをよく見てみますと、元々
段差がある状態でした。使用してある接着剤は、専用の接着剤ではないため、雨水によって
大きく剥がれてしまったとおもわれます。
段差解消のためには、特殊な金物が必要です。
エレベーター入り口と床面の段差は、約2センチほどあります。床の見切りとして一般的に
使われるのは、への字と呼ばれる金物ですが、これよりも幅の広い金物でスロープ状に
なっていることが必要条件となるのですが、これが、なかなかの問題点でした。
数日かけて探しているうちに、ゼット押えという金物が見つかりました。金物の幅が
8センチあり、なだらかなスロープ状になっていまして、2センチある段差の解消には
ベストな金物です。これで段差解消の問題点はクリアできました。
車椅子の動きもスムーズに、歩行時のつまづきもなくなります。良かったです。
工事内容、施工手順としては、
まずは、既存の床板(スクールパーケット)をはがします。楽にはがすことができましたが、
使われていた床のりが、粘り付いていてスクレッパーできれいにケレンしました。
スクールパーケットの切断には、丸ノコを用いて切断します。ここ数年、このように木工事を
することも多く、楽しみながら作業していきます。耐湿の床のりをつかい、貼り付けていく
のですが、既存の床板がかなり変形していて、きれいに収める作業には、とても苦労しました。
また、貼る面積が少なく、巾木もついていることと、床材のスクールパーケットにサネという
オスメスになっていまして、差し込んできっちりと貼り上げていくのは、難易度高かったです。
作業の締めくくりとして、金物のゼット押えをつけまして、完了しました。
仕上がりをみていただいたお客様には、感激とも言えますお喜びの声をいただきました。
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