高齢者障害者等用便房(バリアフリートイレ)に、荷物用のフックを取り付けました。
これまで呼ばれていた、身障者用のトイレに必要なフックがないので、
設置をしてほいいのですが、とご相談を受けました。
トイレの名称について、新しい方針が示されましたので、お知らせいたします。
高齢者障害者等用便房(バリアフリートイレ)ってなに?
これまでは、車イス対応のトイレのことを、身障者用トイレと呼ばれていましたが、
高齢者用に、または、乳幼児のためにも利用できるようにと、
多目的トイレ、と名称している施設もありますが、
国土交通省によりますと、一般的に健康な人の利用率が高いことと、
その使用時間も長いとの調査結果もありまして、名称変更を勧めているようです。
このブログでは、身障者用トイレとして書かしていただきますが、
実際に下見にお伺いしたところ、車イスやベビーカーで入ったことを想定しますと、
介助者の方や、お母さんが当然いるわけで、その時に
持っている荷物を掛ける場所がないので、とても手間取るだろうなと思いました。
高速道路のパーキングエリアにあります、身障者用トイレには、荷物をかけるフックが、
必ず設置されているので、同じように接着したいとのことでした。
トイレは数ヶ所ありましたが、必要だと思われるところには設置完了しました。
利用する方に、不便なく快適に使えますように、考えまして施工いたしました。
今回のご依頼について気が付いたこと。私の個人的な思いとしては、
自分の経験としまして、
普段、身障者用トイレと呼ばれている場所を使用する機会がありませんでしたが、
幼い子供を連れてトイレに行くときには、今のような専用トイレはありませんでしたので
だいぶ苦労した思い、経験があります。
いろいろと調べてわかったのですが、健康な人が専用トイレを、使用することが多いという
調査結果には、たいへん驚いています。
我が家でも、高齢者と同居していますので、トイレを改修する時には、
介助者が一緒に入れるように、間口を広めにして、手すりの位置など工夫をしました。
外出先の公衆トイレで、一般のトイレは空いているのに、専用トイレが
使用中だとしたら、とても困ります。また、健康な人が使用していることがあるとしたら、
当然、マナー違反だと思います。
国土交通省が勧めている「バリアフリートイレ」の名称では、
意味が伝わりずらいように思います。
専用トイレであることを、意識付けできるような呼び方が良いのではないでしょうか。
良い言葉が浮かんできませんが、
みなさまは、どう思われますか?
トイレが混み合っている場合でも、身障者、高齢者、赤ちゃんのために、
使用することを控えたいと思います。