クロス貼りをする時につかう、施工道具について。
自分で、壁紙を貼る方もいらっしゃいますが、
クロスを貼るためには、専用の道具が必要となります。
内装のプロが使う、クロス施工のアイテムについて。
きれいな仕上がりにするために、道具選びはとても大切なことになります。
ひとつの道具でも、何種類もあり、その中でも使い易く、おさまりの良いものを、
常に探究しています。
いま現在、使用している道具について、わかりやすくご説明いたします。
・パテ処理に使う道具
練ったパテをのせておく、パテ板。昔はべニアなどを自分で加工して作っていました。
今では、軽くて表面にステンレスが貼ってある製品を使用しています。
パテべらについては、ハガネ製、ステンレス製など、いろんな種類がありますが、
ステンレス製で、しなりが硬めのパテべらを使っています。それは、
やわらかくしなるパテべらですと、パテが多めに塗れて、山状になってしまうので、
しなりの少ないパテべらで、かき取るように平滑に仕上げるために、使っています。
・クロスを、撫でつけるための道具
クロスを広げて、撫でつけるには一般的には、撫でブラシを使います。
これもまた、たくさんの種類がありますが、腰の強い一行ブラシを、使っています。
織物クロスの場合には、毛が長めのやわらかいブラシを使用します。
また最近では、超高分子ポリエチレンのスムーサーもあり、すべりもよく、
とても使いやすいアイテムだと思います。
・クロスをカットするための道具
枠や巾木のキワにそって、角ベラでこすりつけます。その後、
地べらをあてがい、カッターナイフでカットしていきます。
地べら、についても多くの種類があり、厚みが 0.5㎜から1.2㎜まであります。
アクリル製の地ベラは、2㎜厚もあります。
施工状況に応じて、厚みを選択していますが、基本的には0.5㎜厚を使っています。
・カッターナイフについて
一般的な、小カッターとロングカッターを使い分けています。
大まかなカットや、幅落としなどには、小カッターを使い、枠廻りやジョイントなどの
繊細なカットには、ロングカッターを使用しています。
ここで、とても重要なのがカッターの替刃です。一般的に流通しているシルバーの
替刃ですと、切れ味が悪く、仕上がりも良くないので、
超鋭角刃の黒刃を使用しています。切れ味は抜群です。
あとは、マメにカッターの刃を折り、常に尖った刃にしておくのが重要です。
かなりの枚数を使い折るので、カッターの刃が散らないように、刃をまとめるためにも、
ポキットカッターを使い、折った刃をまとめています。
・クロスを圧着するための、ローラーについて
ローラーの素材についてはおもに、、ジュラコン(プラスチック)、ウレタンとなります。
ジュラコンは、ビニールクロスに、ウレタンは、織物クロスやデリケートなクロスに使用。
ローラーの幅も、何種類かありますが、幅の広くて、糊などが付着しにくい
フッ素樹脂のローラーを、愛用しています。
・残った糊の拭き取りには
不織布が付いたスポンジと、マイクロファイバータオルを使っています。
最初に、不織布の面で拭き、次にやわらかいスポンジの面で拭き取ります。
そして、拭き残しがないように、マイクロファイバータオルで拭き上げます。
クロスの施工道具は、日々進化しています。
道具、工具選びは、上質な仕上がりのためには、とても大切なことです。
常に新しいものを取り入れて、色々と探究しています。
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